RCIインジケーターの使い方:3本RCIの見方とMT5での設定、RCI Triple Signalの活用まで

RCIは「使い方が難しい」「だましが多い」と感じる方が多いインジケーターです。ですが、3本のRCIをそろえて見るコツと、MT5での表示のしかたを押さえれば、相場の流れとエントリーのタイミングを同時に判断できるようになります。基本的な見方から3本RCIの読み方、MT5での設定、通知やダイバージェンスの使い方までを順に追えば、初めての方でも一通りつかめます。あわせて、これらの見方をそのまま使えるEdgeGraph FXの配布インジケーター「RCI Triple Signal for MT5」も紹介します。
3本RCIのシグナル表示・アラート機能を備えた「RCI Triple Signal for MT5」を無料配布しています
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RCIとは何か
RCI(順位相関指数)は、一定期間の時間の並びと価格の並びが、どれくらい同じ向きにそろっているかを数値にした指標です。値は-100から+100の範囲で動きます。
価格が期間の流れに沿ってきれいに上がっているときは+100に近づき、きれいに下がっているときは-100に近づきます。上下がはっきりしないときは0付近をうろうろします。つまりRCIは「今の値動きが、どれくらい素直な上昇・下降になっているか」を一目で表してくれる指標です。細かい計算式を覚える必要はなく、時間と価格の順位がどれだけ一致しているかを見ている、と理解しておけば十分です。
RCIの基本的な見方
RCIを使う上で、まず覚えたいポイントは3つあります。
1つ目は±80ラインです。+80より上は買われ過ぎ、-80より下は売られ過ぎの目安になります。行き過ぎたところからの折り返しを探すときの手がかりになります。
2つ目はゼロラインです。RCIが0を上に抜けたか、下に抜けたかで、流れがどちら寄りかを確認できます。0より上なら上向き、下なら下向きが優勢と見ます。
3つ目は線の向きです。RCIが上を向いているのか下を向いているのかで、今の勢いの方向が分かります。数値そのものより、向きの変化に注目するのがコツです。

3本RCIの使い方
RCIは1本だけでも使えますが、期間の違う3本を並べて見ると精度が上がります。一般的には短期・中期・長期の3本を使い、期間は9・26・52が標準です。短期は目先の勢い、中期は数日単位の流れ、長期は大きなトレンドを表します。
3本RCIで注目するのは、主に向き揃いとクロスの2つです。向き揃いは、短期・中期・長期がそろって同じ方向を向いている状態で、トレンドが出ていることの確認になります。クロスは、短い期間の線が長い期間の線を上下に抜ける動きで、流れの転換点を探る手がかりになります。
この向き揃いとクロスを、局面ごとに使い分けられるよう整理したものが、後半で紹介する5つのシグナルの早見表です。「クロスと向き揃いのどちらを信じればいいのか」で迷いやすい方は、局面別に並べて見ると判断しやすくなります。

RCIの弱点と注意点、迷いを減らす2段構えの見方
RCIには弱点もあります。強いトレンドが続くと、RCIが+100や-100の近くに張り付いたまま動かなくなることがあります。このとき±80だけを見て逆張りすると、上げ続ける相場に売りで向かってしまいがちです。また、値動きの小さいレンジ相場では、クロスが何度も出てだましになりやすい点にも注意が必要です。
こうした失敗を減らすには、順番を決めて見るのがおすすめです。次の流れで確認しましょう。
まず、長期RCIの向きと3本の並びで、大きな流れの方向を先に決めます。次に、その方向に沿う短期RCIの反転や短中のクロスで、エントリーの候補を絞ります。さらに、上位足のRCIも同じ向きかを確認し、方向の裏を取ります。最後に、価格が高値や安値を更新してもRCIがついてこない逆行(ダイバージェンス)が出ていないかを見て、勢いの衰えを警戒します。
先に方向を決めてからタイミングを取る、というこの2段構えにするだけで、「クロスが出たのにだまされた」という初心者に多い失敗を減らすことができます。
EdgeGraph FXのMT5でRCIを表示する
RCIはMT5にあらかじめ用意されたインジケーターではありません。使うには、RCIのインジケーターファイルを別途入手してMT5のデータフォルダに追加し、ナビゲーターのインジケーター一覧から呼び出す必要があります。しかも3本のRCIをそろえるには、期間を変えながらこの作業を3回繰り返さなければなりません。
EdgeGraph FXでは「RCI Triple Signal for MT5」を配布しています。このツールを使用することで、MT5でのRCI導入の手間と、3本を見比べてクロスや向き揃いを判断する負担を、まとめて解消することができます。
MT5をまだ導入していない方はこちらの記事をチェック!
RCI Triple Signal for MT5でできること
RCI Triple Signal for MT5は、3本のRCIを使ってトレンドとエントリータイミングを判断しやすくするEdgeGraph FX向けのインジケーターです。無料でダウンロードしてすぐに使えます。基本的なRCI表示に加えて、次の機能も備えています。
- 短期・中期・長期の3本RCIを別ウィンドウに表示
- 5種類の売買シグナル
- 価格とRCIの逆行を見つけるダイバージェンス検出
- 別の時間足のRCIも同時に見られるマルチタイムフレーム
- シグナル発生時の各種アラート
- メインチャートのローソク足上に出るシグナル矢印
±80ラインやゼロラインの表示はそれぞれオンオフでき、5つのシグナルも個別に表示とアラートを切り替えられます。前半で説明した「方向を決めてからタイミングを取る」見方を、そのまま機能として実行できるのが特徴です。
5つのシグナルの使い分け
このインジケーターは、向き揃いとクロスを5種類のシグナルとして整理しています。どのシグナルがどんな局面のサインなのかを、下の早見表にまとめます。

5つのシグナルの使い分け早見表
| シグナル | 何を捉えるか | 主に効く局面 |
|---|---|---|
| 短期RCIが±80付近から反転 | 行き過ぎからの折り返し | レンジや押し目・戻りの初動 |
| 短期RCIと中期RCIのクロス | 短い流れの転換 | 早めのエントリー判断 |
| 中期RCIと長期RCIのクロス | より大きな流れの転換 | トレンドの入れ替わり |
| 3本RCIの方向一致 | 短中長がそろって同じ向き | トレンドの発生・継続の確認 |
| 3本RCIの並び一致 | 短中長の位置関係がそろう | 強いトレンドの後押し |
短期の反転や短中のクロスは早めのタイミング取りに、方向一致や並び一致はトレンドに乗る場面に向いています。局面に合わせて使うシグナルを選べるようにしておくと、判断がぶれにくくなります。
なお、シグナルが出たタイミングで必ずエントリーする必要があるわけではありません。シグナルは、トレンドの方向やサポート・レジスタンスと組み合わせて、判断の材料として使うようにしましょう。
ダイバージェンスとMTFで精度を上げる
ダイバージェンスは、価格が高値や安値を更新しているのにRCIがついてこない逆行の動きで、勢いの衰えを示すサインです。RCI Triple Signalは、上昇局面のBullishと下降局面のBearishの両方を自動で検出します。トレンドの終わりが近いかどうかを見極める手がかりになります。
MTF(マルチタイムフレーム)は、今表示している時間足とは別の時間足のRCIを同じ画面で確認できる機能です。たとえば5分足を見ながら15分足のRCIも表示すれば、上位足の流れに沿ったエントリーかどうかを、画面を切り替えずに確かめられます。前半で触れた「上位足で裏を取る」手順を、そのまま実行できます。
アラートとメインチャートの矢印でチャートに張り付かない
RCIの張り付きやクロスを待ち続けるのは大変です。RCI Triple Signalは、シグナルごとにアラートを設定できます。ポップアップ表示、MT5内のアラート音とエキスパート通知、スマホへのプッシュ通知、メールの5種類に対応しているため、チャートに張り付かなくても、シグナルが出たときだけ気づいて確認できます。
さらに、シグナルが出たときはメインチャートのローソク足上に、買い候補の青いBUY矢印、売り候補の赤いSELL矢印が表示されます。RCIの別ウィンドウと価格チャートを行き来しなくても、ローソク足を見るだけで判断できます。同じローソク足で複数のシグナルが重なったときは、矢印が自動で縦に整列して表示されます。
このシグナルは確定足で判定し、リペイントは行いません。つまり、あとから矢印の位置がずれることはありません。サインツールを選ぶうえで気になりやすい点に、そのまま答えています。
スタイル別の設定の目安
期間は9・26・52を基本にして、トレードのスタイルに合わせて見る時間足を変えると使いやすくなります。下の表を目安にしてみてください。
スタイル別の設定の目安
| スタイル | 短期/中期/長期 | 目安の時間足 | 相性のよいシグナルの見方 |
|---|---|---|---|
| スキャルピング | 9 / 26 / 52 | 1分・5分 | 短期反転や短中クロスで素早く |
| デイトレード | 9 / 26 / 52 | 15分・30分・1時間 | 3本の方向一致でトレンドに乗る |
| スイング | 9 / 26 / 52 | 4時間・日足 | 中長クロスと並び一致で大局を見る |
期間はどのスタイルでも同じ9・26・52のままで、変えるのは見る時間足です。設定と時間足、そしてどのシグナルを重く見るかをセットで決めておくと、迷わず使い始められます。
よくある質問
まとめ
RCIは、時間と価格の順位の相関から相場の流れを読む指標です。±80ラインとゼロライン、線の向きを押さえ、3本RCIの向き揃いとクロスを局面ごとに使い分けると、判断しやすくなります。先に方向を決めてからタイミングを取る2段構えにすれば、張り付きやだましによる失敗も減らせます。
RCI Triple Signal for MT5は、この見方を5つのシグナル、ダイバージェンス、MTF、アラート、メインチャートの矢印としてそのまま実行できるインジケーターです。EdgeGraph FXのMT5専用で、無料でダウンロードして使えます。まずはチャートに入れて、3本のRCIの動きを実際に確かめてみましょう!
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