【EdgeGraphFXコラム】2026年後半円高は続くのか?

【2026年後半のドル円】円高は続くのか?
2026年後半の金融市場は、日米金利、原油価格、地政学、米国中間選挙が重なり、方向感の定まりにくい状況です。
9月初旬、ドル円は160円付近から153円付近へ下落しました。背景には、日銀の追加利上げ観測と日本国債利回りの上昇があります。
円金利が上がると、円を借りて高金利通貨を買う「円キャリートレード」の魅力が低下します。その解消に伴うドル売り・円買いが増えれば、円高がさらに進む可能性があります。
一方、日本の10年国債利回りは3%に近づいています。金利上昇は円買い材料ですが、政府、企業、家計の利払い負担を増やします。景気や金融市場への懸念から日銀が利上げに慎重になれば、円安へ戻る可能性もあります。
原油市場も重要です。原油安は日本の輸入負担を軽くし、円高要因になり得ます。ただし、インフレ低下によって日銀の利上げ期待が後退すれば、反対に円安材料となります。
■ 円高が進みやすい条件
・日銀が追加利上げを示唆
・日本の長期金利が上昇
・米国の利下げ観測が強まる
・円キャリートレードの解消が進む
■ 円安へ戻りやすい条件
・米国のインフレと長期金利が上昇
・FRBの利下げ期待が後退
・日銀が利上げを見送る
・中東情勢の悪化で原油価格が上昇
9~11月は、日米当局者の発言や米国中間選挙をめぐり、値動きが大きくなりやすい時期です。
当面は、ドル円の方向を決めつけず、日本と米国の10年国債利回り、日銀・FRBの発言、原油価格をセットで確認したい局面です。
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