RSIダイバージェンスインジケーターの使い方:MT5での自動検出と動的ラインの見方

RSIダイバージェンスインジケーターの使い方:MT5での自動検出と動的ラインの見方

RSIを使って相場を見ていると、価格とRSIの動きがかみ合わない場面があります。こうした動きを利用して、相場の変化を探る方法のひとつが「ダイバージェンス」です。

ただし、MT5に標準搭載されているRSIでは、ダイバージェンスを自動で見つけてくれるわけではありません。チャートを見ながら、価格とRSIの高値・安値を自分で比較する必要があります。

そこで使えるのが、EdgeGraph FXが提供している「NeoRSI」です。

NeoRSIでは、RSIの表示に加えてダイバージェンスを自動で検出し、該当するポイントをチャート上で確認できます。買われすぎ・売られすぎの水準も相場に合わせて表示されるため、標準のRSIより情報を確認しやすくなっています。

この記事では、NeoRSIの見方や各表示の意味、ダイバージェンスが表示されるタイミング、サインが多いときの設定方法まで順番に解説します。

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目次

  1. NeoRSIでできること
  2. 画面の色と表示の見方
  3. 4種類のダイバージェンスと線の色
  4. ダイバージェンスは山・谷から3本後に出る
  5. 70に張り付く相場は動的ラインで見る
  6. シグナル線のクロスと50の絞り込み
  7. ダイバージェンスが出たあとの使い方
    1. 天井・底を探すときは通常のダイバージェンス
    2. 押し目を待つときはヒドゥンダイバージェンス
  8. 表示が多い・少ないときの設定
  9. よくある質問
  10. まとめ

NeoRSIでできること

NeoRSIをチャートに入れると、チャートの下にサブウィンドウが開きます。そこにRSIと、70・50・30の固定ラインが表示されます。

1つ目の機能は、ダイバージェンスの自動検出です。価格とRSIの山・谷の向きが食い違う場面を見つけて、RSI側と価格側の両方にラインを引きます。

2つ目は、動的ラインです。RSIそのものにボリンジャーバンドをかけたラインで、相場に合わせて上下に動きます。

最後の色分けとシグナル線では、RSIの線の色で強気か弱気かが分かり、シグナル線とのクロスには矢印が付きます。

サブウィンドウの左上には、RSIの値や直近のダイバージェンスを1行で示す情報パネルも表示されます。

なお、NeoRSIはEdgeGraph FX専用のインジケーターです。他社の口座のMT5では動作しません。

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画面の色と表示の見方

NeoRSIを表示したXAUUSDの1時間足チャート(サブウィンドウにRSI・動的ライン・シグナル線、左上に情報パネル)

EdgeGraph FXのNeoRSIでサブウィンドウに出る表示と意味

表示意味
青のRSIRSIが50以上で、買いの勢いが優勢
赤のRSIRSIが50未満で、売りの勢いが優勢
金色の点線シグナル線
灰色の破線動的ラインの上限と下限
オレンジ色の点RSIが動的上限を超えた足
緑の点RSIが動的下限を割った足
水色の上矢印RSIがシグナル線を上抜けた足
ピンクの下矢印RSIがシグナル線を下抜けた足

情報パネルには、たとえば次のような1行が表示されます。

NeoRSI RSI:58.5(強気) 動的ライン:上77.3/下21.0 シグナル線より下 直近Div:弱気ダイバージェンス

カッコ内には、動的上限超え・動的下限割れ・買われすぎ・売られすぎ・強気・弱気のどれかが入ります。初期設定では、買われすぎは70以上、売られすぎは30以下です。

なお、パネルが表示しているのは形成中の足の状態です。ダイバージェンスとクロスは確定した足で判定するため、パネルの値と矢印の出方がずれて見えることがあります。

4種類のダイバージェンスと線の色

NeoRSIが検出するダイバージェンスは4種類あり、線の色と種類、ラベルの文字で描き分けられます。

通常のダイバージェンスは反転のサイン、ヒドゥンダイバージェンスはトレンド継続のサインです。

EdgeGraph FXのNeoRSIが描き分けるダイバージェンス4種類と画面の表示

種類価格とRSIの動き画面の表示
強気ダイバージェンス価格は安値を切り下げ、RSIの谷は切り上がる緑の実線とDiv
弱気ダイバージェンス価格は高値を切り上げ、RSIの山は切り下がる赤の実線とDiv
強気ヒドゥン価格は安値を切り上げ、RSIの谷は切り下がる水色の点線とH.Div
弱気ヒドゥン価格は高値を切り下げ、RSIの山は切り上がる赤紫の点線とH.Div

ラインは、RSIのサブウィンドウと、メインチャートの安値同士または高値同士の両方に同じ色で引かれます。価格側のラインを見れば、どの高値・安値を比べたのかが分かります。

ヒドゥンのうち、強気は上昇トレンド中の押し目の候補、弱気は下降トレンド中の戻りの候補です。

次の画面は、XAUUSDの1時間足で4種類がすべて出ている部分を切り出したものです。

NeoRSIが表示した4種類のダイバージェンス(緑と赤のDiv、水色と赤紫のH.Div)

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ダイバージェンスは山・谷から3本後に出る

NeoRSIのダイバージェンスは、初期設定ではRSIの山・谷ができた足から3本後に表示されます。

RSIの山は、左側5本と右側3本のどの足よりもRSIが高い足です。谷は反対に、左右のどの足よりもRSIが低い足を指します。

右側の足がそろうまで、山・谷は確定しません。表示が遅れるのは、この確定を待ってから判定しているためです。

新しい山が確定するとひとつ前の山と、新しい谷が確定するとひとつ前の谷と比べます。2つの間隔が5本以上60本以下のときだけ、ダイバージェンスかどうかを判定します。

判定には確定した足だけを使うため、一度表示されたラインが、あとから消えたり位置が変わったりすることはありません。

70に張り付く相場は動的ラインで見る

強い上昇トレンドでは、RSIが70を超えたまま下がらないことがあります。こうした相場では、固定の70ラインだけでは行き過ぎかどうかを見分けにくくなります。

動的ラインは、初期設定では直近50本のRSIの平均値に標準偏差の2.0倍を足したものを上限、引いたものを下限としたラインです。

RSIの高い状態が続くと平均値が上がり、動的ラインも上に移動します。

たとえばRSIがおおむね70台で推移している相場では、動的上限も70より上に移ります。上の画面の例でも、情報パネルの動的上限は77.3でした。

そのため、RSIが70を超えていても、動的上限に届かない足にはオレンジ色の点が付きません。

ラインの幅は標準偏差の倍率で決まり、倍率を小さくするとラインがRSIに近づいて点が出やすくなります。

シグナル線のクロスと50の絞り込み

シグナル線は、初期設定ではRSIの9本の単純移動平均です。

矢印が出るクロスは、50より下での上抜けと、50より上での下抜けの2種類だけです。

すべてのクロスを表示したい場合は、設定画面の「50より下での上抜け/50より上での下抜けだけ表示」をfalseに変えます。

クロスの判定にも、確定した足を使います。1本前の足でシグナル線より下にあったRSIが、確定した足で上に抜けたときに上矢印が付き、形成中の足には表示されません。

ダイバージェンスが出たあとの使い方

天井・底を探すときは通常のダイバージェンス

価格が高値を更新している場面では、赤のDivが出るのを待ちます。

Divが出たら、RSIがシグナル線を下抜ける、またはRSIが50を割って赤に変わるといった勢いの弱まりを確認してから、売りを検討します。

底を探すときは上下を逆にして、緑のDivを使います。

押し目を待つときはヒドゥンダイバージェンス

RSIが50より上で青の状態が続いている上昇トレンドでは、押し目を待ちます。水色のH.Divが出たら、トレンドと同じ買いの方向でエントリーを検討します。

ダイバージェンスが示すのは勢いの弱まりで、すぐに反転するという意味ではありません。強いトレンドでは、ダイバージェンスが何度も続けて出ることがあります。

売買を決めるときは、他のテクニカル指標や資金管理とあわせて判断するようにしましょう。

表示が多い・少ないときの設定

表示の数やタイミングは、NeoRSIをチャートに追加するときの設定画面で変えられます。困っていることと変える項目は次のとおりです。

EdgeGraph FXのNeoRSIで表示が多い・少ないときに変える項目

困っていること変える項目変え方
ダイバージェンスが多すぎる山・谷の判定:左側の足の本数/右側の足の本数初期値の5・3から大きくする
ヒドゥンを表示したくないヒドゥンダイバージェンス(継続のサイン)を表示falseにする
ダイバージェンスが少なすぎる比べる2つの山(谷)の最大間隔初期値の60から大きくする
表示が遅い山・谷の判定:右側の足の本数初期値の3から2などに減らす

左右の本数を大きくすると、大きな山・谷だけで判定するので数は減りますが、右側の本数が増える分だけ表示は遅くなります。反対に右側の本数を小さくすると、表示は早くなる一方でだましも増えます。

アラートは初期設定では、ダイバージェンスを検出したときだけ鳴ります。動的ラインの超え・割れと、シグナル線のクロスでは鳴りません。

チャートに入れた直後やパラメータを変えた直後の再計算では、過去の分のアラートは鳴りません。新しく確定した足で検出したときにだけ鳴ります。

NeoRSIの設定画面のインプットタブ(初期値)

よくある質問

QEdgeGraph FX以外の口座でも使えますか?
A使えません。他社の口座のMT5に入れると、左上に赤字の警告が出ます。
QMT5標準のRSIも表示する必要はありますか?
A必要ありません。NeoRSIだけで、RSIと70・50・30のラインがすべて表示されます。
Q何も表示されないときはどうすればよいですか?
A赤字の警告が出ていなければ、チャートの過去データが少ない可能性が高いです。チャートを少し左へスクロールして過去データを読み込んでから、インジケーターを付け直してください。

まとめ

NeoRSIのダイバージェンスは、初期設定では山・谷から3本後に確定した足で表示され、あとから消えることはありません。表示を早めたいときは右側の本数を減らし、数を絞りたいときは左右の本数を大きくしてみてください。

チャートに追加すると過去の足にもラインが引かれるので、価格側のラインがどの高値・安値を比べているかは、ダウンロードしてすぐに確かめられます。

NeoRSIは、EdgeGraph FX公式サイトのダウンロードページにある「インジケーター」のタブから無料でダウンロードできます。掲載名は「Neo RSI」、ファイル名はNeoRSI.zipです。

本数などの設定は、初期設定のままラインの出方をいくつか見てから変えるとよいでしょう。

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