エリオット波動インジケーターの使い方:MT5での自動カウントと波の見分け方

エリオット波動は、トレンドを5つの波と3つの波に分けて数えるチャート分析です。ただ、どこを第1波と置くかで数え方が変わるため、人によって見方が分かれます。
MT5には推進波と修正波を描くオブジェクトが用意されていますが、起点を決めて点をクリックしていくのは自分の作業になります。インジケーターを入れると、波の番号が自動で割り当てられます。
この記事では、EdgeGraph FXが配布しているエリオット波動インジケーターを例に、自動で割り当てられた波の見方を解説します。
推進波1-5と修正波A-B-Cを自動で割り当てるエリオット波動インジケーターを取扱説明書つきで配布しています
エリオット波動インジケーターを入手するTable of Contents
推進波と修正波の基本
エリオット波動では、トレンドが進む方向に5つの波、そのあとの調整に3つの波が出ると考えます。前半の5つを推進波、後半の3つを修正波と呼びます。
推進波には1から5の番号が、修正波にはAからCの記号が振られます。
よく挙げられる原則が3つあります。第2波は第1波の起点を割らないこと、第3波が推進波の中で最も短くならないこと、第4波が第1波の高値と重ならないことです。
波の色分けと自動カウント
このインジケーターは、チャート上のスイングポイントを検出して、1・2・3・4・5・A・B・Cの順にラベルを割り当てます。8つで1セットになり、それを繰り返します。
ラベルは色で分かれます。初期設定では、推進波にあたる1・3・5が黄緑、調整波にあたる2・4・A・B・Cがオレンジです。
推進波が続く間はトレンドについていく局面、調整波の間は押し目や戻りの局面と見るのが基本になります。
確定した波と形成中の波の見分け方
表示されている波は、すでに確定したものと、まだ形成中のものに分かれます。
EdgeGraph FXのエリオット波動インジケーターにおける確定した波と形成中の波の違い
| 見分ける手がかり | 確定した波 | 形成中の波 |
|---|---|---|
| 線の見た目 | シルバーの実線 | グレーの破線 |
| ラベル | 数字か記号のみ | 数字か記号のあとに「?」が付く |
| 今後の動き | 変わらない | 高値や安値の更新に合わせて先端が動く |
シルバーの実線で描かれた部分は、今後の値動きで変わりません。 過去の局面を確認するときは、この部分を見ましょう。

ラベルが後から変わる理由
形成中の波は、価格が高値や安値を更新している間ずっと先端が動きます。ラベルの位置も一緒に変わります。
昨日まで第3波と表示されていた場所が、今日は別の番号になっていることもあります。
この動きはリペイントと呼ばれ、ZigZagで波を検出するインジケーター全般に共通する仕様です。不具合ではありません。
波の確定には、最小バー間隔と最小反転幅という2つの条件があります。この両方を満たしたときに、1つ前のスイングポイントが確定します。
次に波が確定する価格の目安
左上のパネルには、今どの波を形成しているかと、直近で確定した波の番号が表示されます。
あわせて、今後の展開の目安も出ます。「ここまで下落で第3波が確定し、第4波へ移行」という形で、確定に必要な価格が示されます。
ただしこの価格は固定の目標ではありません。形成中の波が高値や安値を更新するたびに、連動して動きます。
バーの本数が足りないときは、あと何本必要かも合わせて表示されます。

自動カウントで分からないこと
ラベルは履歴の先頭から機械的に割り当てています。チャートを開いたときの1本目が、本当の第1波である保証はありません。
このインジケーターは、エリオット波動の原則を厳密に検証しているわけではありません。今どのあたりの局面にいそうかの目安でしかありません。
設定できる項目
パラメータの設定画面は、チャートに追加した直後に開きます。

EdgeGraph FXのエリオット波動インジケーターの主な設定項目と初期値
| 設定項目 | 初期値 | 何が変わるか |
|---|---|---|
| 最小バー間隔 | 10 | 小さくするほど細かい波まで拾う |
| 最小反転幅 | 3.0% | 小さくするほど波の数が増える |
| フィボナッチの表示 | true | 直近の確定波にリトレースメントを引く |
| 延長ラインの表示 | true | 127.2%と161.8%のラインを足す |
このほかに、ラベルの色と文字サイズ、波をつなぐ線の色と太さも変更できます。
MT5にインジケーターを設置する手順を確認したい方は、こちらの記事をチェック!
よくある質問
まとめ
判断の土台に使えるのは、シルバーの実線で描かれた確定済みの波です。 グレーの破線の部分は、価格が動くたびに形が変わります。
波の番号は、履歴の先頭から機械的に振ったものです。第1波と出ていても、それが本当の起点とは限りません。
エリオット波動はもともと解釈の分かれる分析手法です。必ずしも番号のとおりに相場が進むわけではないので、ほかの指標と合わせて見てみてください。
エリオット波動インジケーターは、取扱説明書をつけてEdgeGraph FXが無償で配布しています。
トレンドの節目を自動で判定するツールをほかにも見たい方は、こちらの記事をチェック!
推進波1-5と修正波A-B-Cを自動で割り当てるエリオット波動インジケーターを取扱説明書つきで配布しています
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